黄文雄先生 台湾維新元年に日台の魂の交流を語る
日本再発見・周年篇 第10弾 平成28年6月12日放送
番組の趣旨
今年1月16日に台湾総統選で選ばれた蔡英文女史は5月20日の就任式を経て、多数派与党を率い、いよいよ国政の舵取りに船出しました。中華民國第14代総統として台湾のトップに躍り出た瞬間です。
大東亜戦争終戦に伴い、わが国が施政権、行政権を[台湾人に]返還した台湾、1947年に2.28事件を経験し、それに続く41年間の戒厳令に耐え抜いた台湾、1988年1月13日、蒋経國総統の死去に伴い、第7代総統を引き継いだ李登輝氏の治政下で復権された領台時代を「認識台湾」という形で公教育に導入した台湾、同じ戦後を経験しながらも「反抗期」なる禁じ手だけは使わなかった故に家庭教育と家族の絆が維持され今日に至るも守られている台湾、太陽花學生運動を国民的規模で応援し、両岸サービス貿易協定を葬り去った台湾。
そのような経緯を主体的に担い、地道に勝利体験を積み上げてきた、したたかで誇り高い国民であるからこそ天は最も相応しい人をリーダーとして遣わされました。民主主義の経験もなく、そのための教育を受けることもなかった戦後の台湾人が、台湾人の台湾人による台湾人のための統治を手中にしたのです。
現代の台湾人が「認識台湾」(教科書)を媒介にして領台時代と公正に向き合い、日本と日本人を好きになるということは、その時代が彼らにとっても良かったということのなによりの証左です。反対に現代の日本人がいつまでも中韓の顔色ばかり窺がって教科書を編集しているようでは、わが国には永遠に夜明けは訪れないでしょう。いかに困難であろうと国民を自国の歴史と伝統、文化に正しく向き合わせる「認識日本」の作業をおいてわが国を再生していく道はありません。
日台間では、政治や経済、文化や趣味、芸能やスポーツ等様々な領域で多彩な交流が展開されていますが、台湾人若者の英霊顕彰を柱とする「魂の交流」の深化拡大こそが、世界一の親日国・台湾の維新元年を共に担う国民にふさわしい行為であると確信します。
そこで今回は、日華(台)親善友好慰霊訪問団主催の第14回台湾特別講演会での講演のために6月5日に連続12回目の来福をされた黄文雄先生に特別出演していただき、『日台の魂の交流』について語っていただきます。
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