原子力なくして日本は立ち行かない

日本再発見・本篇第127弾 全2回 平成31年1月13日~1月20日放送

番組の趣旨

昨年夏、北海道地震の際に北海道電力の半分を提供していた苫東厚真の火力発電所がダウンしたために、北海道全土が停電しました。その原因は、需要と供給のバランスが崩れて各変電所がシャットダウンしたためでした。もし、泊原子力発電所が稼動していたら、こういうことは起きていません。

もし、平成23年(2011)のように東北で大地震が起きて津波が発生した場合、東京は大停電が起きる可能性があるのをあまり知られていません。それは、柏崎刈羽原子力発電所が止まっているからです。太平洋岸にある火力発電所が津波でダウンした場合、到底既存の発電所では東京の電力需要は賄えません。前回の大地震でそれが起きなかったのは柏崎刈羽原子力発電所が稼動していたお陰なのです。

九州では、川内に続き玄海も稼動しているため、猛暑だった夏の電力供給量は余裕でしたが、他の電力会社の電力供給量は切迫した日々が続いていたのもあまり知られていません。

このように日本の電力事情は綱渡りの状態にあるにもかかわらず、不毛な迷信による原子力反対派の妨害によって、いまだに半数以上の原子力が稼動していません。

国民にもっと原子力発電の有効性を知らしめるとともに、今回は特に高濃度廃棄物をどう取り扱うかを大きなテーマとして取り上げたいと思います。

そのために、世界的にも有数の原子力処理施設のある青森県六ケ所村がどうやって作られたかを歴史的背景から、過疎の村が原子力施設の誘致に成功し、地元にどれだけの雇用を生んでいるかを検証したいと思います。

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