日本は韓国に近代化の精神と経験を植え付けた
第2回 11月27日放送
日本は韓国に近代化の精神と経験を植え付けた
出演者
香月洋一/萩尾行孝・岡田三郎/中実柚菜/なし
- 出演者はコメンテーター/ゲスト/パーソナリティ/アシスタントの順で表記した。
- 初回出演者は太字とした。
- 敬称略
リスナーの声
[日曜討論の皆様へ]
[いつも聞いている人より]
民間の立場で国の名誉を掛けて本日も活発な討論を展開していただき感謝しています。香月さんも気合が入っていますし、萩尾さんも漂々とした雰囲気にもキツイ一刺(ひとさし)をもったお話で一味違ったムードを醸(かもし)出してくれています。岡田さんの視点も豊富な現地の話を土台にユニークなもので新鮮に聞こえます。
さて、わが国は維新を断行し明治という国家を作りましたが、直接ヨーロッパに接することにより近代の概念を急速に取り入れることに成功しました。というより簡単には滅ぼされない武力、戦いをためらわない風土、そして進取の精神を存分に発揮できる国民的知的水準が当時のわが国にあふれていたのです。それで文明開化、和魂洋才の明治が作られていきました。
その明治で欧米と接して開発した語彙は大変な数に昇りますが、代表例は以下のようなものがあります。
経済科学憲法主義共産社会郵便統治選挙国民国家哲学
民族人民会社政治共和文明自由平等博愛etc
アジアから日本に留学した学生たちはこのような語彙を通してその概念を認識し、わが国に在留することでその実態に触れたのです。
結果、わが国はアジアにおける民族解放・民族自決・民族独立の出撃基地になりました。それには白人の帝国主義からの解放という一面と支那の華夷秩序からの脱却という面があります。
朝鮮はその恩恵を100%受けました。この事実が大切です。これを認めるか、認めないかで立場がわかれるのです。
No.354