昭和・平成 そして令和へ~このままで本当に日本という国を守れるのか
第2回 6月23日放送
昭和・平成 そして令和へ~このままで本当に日本という国を守れるのか
出演者
田口俊哉/宮原泉・奈田明憲/中実柚菜/なし
- 出演者はコメンテーター/ゲスト/パーソナリティ/アシスタントの順で表記した。
- 初回出演者は太字とした。
- 敬称略
リスナーの声
[スタジオ日本の画面が神々しく見える]
[いつも視聴している人より]
本日もお国のためにご自分の時間をささげて下さりありがとうございます。
さて「孫子」の「形篇」単元15にかくなる言葉があります。
「戦い勝ちて天下善なりと曰うは、善の善なる者に非ざるなり」
A国とB国との戦争の結果、A国の勝利に終わった時、「私ははじめからそう思っていた」、またB国に対しては「実は最初から無謀と思っていた」などと、後知恵の言説を撒き散らす輩のことを諫めた言葉です。勝利に導かれた日露戦争も日清戦争も、もし敗北していたら後知恵論者はそれこそ沢山出てきたと思います。
当時の清国の存在感は今の中国の存在感よりはるかに大きかったのです。また当時の帝政ロシアは世界最大最強の陸軍大国だったのです。トヨタ自動車に町の修理工場が挑むようなものです。したり顔して後知恵をひけらかし、何もしない人よりは先知恵を武器に現在を命がけで戦うことが大切です。
本日はスタジオ日本の画面が神々しく見えて仕方ありません。大戦を担ってこられた退役軍人の宮原さんを若者が支え囲み、軍人さんのお話を拝聴する構図です。この構図を戦後のテレビ・ラジオはわずか1回でもプロデュースしたでしょうか。彼らがしたのは欠席裁判、欠席判決の一言に尽きます。これを何と74年間もそれこそ執拗にやってきています。このマスメディアの「魔女狩り的な」ブロードキャスティングに、たった1局で挑戦しているのがスタジオ日本ではないでしょうか。
何が不義で何が正しいかは、いわゆる数ではありません。かつてガリレオ・ガリレイはたった1人でも「地球は回っている」と言いました。彼はそれが故に世俗的な栄誉のすべてを失いましたが、後の時代にすべての名誉を取り戻しました。スタジオ日本の発する言葉のひとつひとつが必ず「ガリレオの言葉」として残り続けることを確信しています。
本日の画面の構図こそが、私たちの目ざす、日本人国民共同体の構図です。宮原さんご健康に留意されていつまでも「お国」のお話を私たちにして下さるよう祈念してやみません。本日はありがとうございました。
※沖縄戦終結の日の放送で、これこそ世界に発信すべき日本人の声ではないでしょうか。
No.587