時事問題／沖縄戦集団自決は軍命令ではない②
特別篇 第10弾 平成19年11月25日放送
番組の趣旨
大東亜戦争末期、米軍の沖縄上陸に際し起こった沖縄の渡嘉敷島・座間味島での集団自決は、戦後しばらくの間、「軍命令による強制」であったとされていましたが、昭和48年発売の曽野綾子著「ある神話の背景」や昭和55年における当事者の真相告白などにより、「軍命令はなかった」との根拠が明確になり、「軍命令説」を記述していた複数の書籍も絶版、あるいは訂正の措置をとってきました。 しかし一方で、軍命令説を依然として記述し続け再版を重ねているものもあり、その代表たる「沖縄ノート」の著者・大江健三郎氏と出版元である岩波書店を相手取った裁判が、一昨年提訴され、現在進行中です。 そうした中、今年3月末に発表された高校教科書検定で、修正意見により「軍命令説」の記述が削除されました。ところがこの検定結果につき、一部のマスコミは検定撤回のキャンペーンを流し続け、又沖縄県では数を頼んだ検定撤回運動が進められ、その結果、一度決まった検定結果が覆されようとしています。果たして、沖縄戦集団自決の真実は何か、そして現在、主張されている検定結果の撤回は妥当なのかを議論して参ります。
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