参議院議員 中山恭子先生に聞く 親日国家ウズベキスタン

年末年始篇 第14弾 平成25年1月6日放送

番組の趣旨

 平成15年10月に開始されたスタジオ日本「日曜討論」番組も、平成25年をもって、満10年目を迎えることになりました。毎日曜日に手弁当で出演していただく皆様により九州・福岡から正論を発信し続けてまいりました。このような活動は多くの視聴者の皆様によるご支援と財政的なご協力なしにはありえません。その結果、番組の運営主体に「支える会」が根をおろし、会員諸氏がこの事業に主体的に参画して下さることにより、この放送も10年の歳月を刻むことができました。

 番組開始時はコミュニティーFMで産声を上げましたが、経営環境の厳しいなか紆余曲折を経ながら今日ではUSTREAMによる放送に転換しています。日曜の午前10時からの2時間半という生放送を10年続けて来られたのは、ひとえに日曜日にもかかわらず時論・公論を展開し、国益を論ずるために、労をいとわず、ボランティアで出演して下さった累々たる皆様のお陰です。

 満10年目を迎える平成25年の年頭の放送は、昨年12月16日の衆院議員選挙における保守陣営の圧勝と安倍政権の誕生を祝して、中山恭子参議院議員に登場いただきました。

 中山先生は、東京大学文学部ご卒業後、大蔵省(現財務省)に入省、国有財産二課長、四国財務局長、大臣官房審議官などを経て退官。国際交流基金常務理事、その後平成11年から平成14年まで、中央アジアの国、ウズベキスタン共和国とタジキスタン共和国の特命全権大使としてご活躍されました。

 大使として赴任した直後に、隣国キルギスで日本人鉱山技師拉致事件が発生しましたが、中山大使が、的確な情報をとり、外務省本省の指示に反して、辞表を胸に独自の救出活動にあたったことは余り知られていません。中央アジアの人々は、日本人が被害に遭ったら日本の大使が命がけで救出にあたる、ということを身を以て示した中山大使の姿をしっかりと見ていました。ウズベキスタン共和国はもともと大変親日的な国だそうですが、中山大使の時代に、日本とウズベキスタン両国の交流は一層推進されました。

 大使の任を終え帰国された直後の平成14年9月、当時の小泉総理が訪朝し第一回日朝首脳会談を行いました。北朝鮮による日本人拉致被害者家族と政府の間の調整を行うために、中山先生は内閣官房参与に任命されました。その誠意ある対応に被害者家族の方々が全面的な信頼を寄せたことはよく知られているところです。平成18年から安倍内閣、福田内閣、麻生内閣において、拉致問題担当の内閣総理大臣補佐官を務め、拉致被害者の救出活動にあたってこられました。その間平成19年に、参議院議員に当選されています。

 今回は、一貫して日本国民を守ることは国家の基本的役割であるという姿勢を貫かれる中山先生が、中央アジアの新日国家ウズベキスタン共和国で感じたことなど、様々なご経験をお伺いしました。

 今回の放送によって、平成25年の年頭にあたり、わが国が心から手を携えていくべき国は、一体どこの国なのか、日本が国際社会から信頼され尊敬される国として存在するためには何が必要かを、視聴者の皆様に考えていただければ幸いです。

もっと見る

閉じる

アーカイブ

一覧へ戻る
お問い合わせお問合せ