日本建国の物語り~神武東征

日本再発見・本篇第150弾 全6回 令和4年1月9日~2月13日放送

番組の趣旨

神武天皇は、天照大御神による天壌無窮のご神勅を奉じ斎庭の稲穂を携えて高天原から降臨した天孫邇邇藝命のご子孫で、日向の高千穂に住んでおられました。そしてある日、東に良き国があると聞し召し、軍勢を率いて東征の大事業を成し遂げられたのです。

その結果、大和の橿原に都を定め初代天皇に即位されたのが、わが国の皇紀元年です。令和4年の今年は、それから遥か2682年を数えるのです。

また、神武天皇が建都即位された2月11日は、戦前まで「紀元節」と呼ばれていましたが、現在は「建国記念の日」として国民の祝日になっています。正当に「紀元節」と呼ばずして何故、「建国記念の日」なのでしょうか。

神武天皇の御功績と、その根底になった天照大御神のご神勅を省略した「建国記念の日」に一体どれだけの意味があるのでしょうか。また、この歴史的由来を、どれだけ多くの国民が正確に理解しているでしょうか。

昨年、子供たちと親子三世代の大人たちとともに式典の後、街を国旗の小旗を振って行進しましたが、中年の女性に「右翼の集会ですか」と真顔で尋ねられました。このように、国民の多くが建国の日であることすら知らないのが現状なのです。

わが国では戦後久しく神武天皇の御功績が学校の歴史教育から排除されてきましたが、私たち日本国民の政治生活上で重要なことは、現実に、ご皇室による歴代の御治世が、不断に神武建国の本旨に立ち返ることを庶幾し、国民もこの精神を奉じる中でわが国の歴史が織りなされてきたという事実です。

毎年、2月11日には全国各地で、民間による様々な「建国式典」なるものが開催されますが、どこを見ても子供たちの姿が見られません。果たしてどれだけの団体が「神武天皇建国の精神」の次世代への継承を積極的に試みているのでしょうか。

私たちは、「日本神話」や「神武天皇建国の精神」の子供たちへの継承こそが、日本人として、大人としての義務だと考えています。

建国記念の佳き日を心からお祝いし、建国の偉業と先人のたゆまぬ努力に思いを致し、日本人としての自覚と誇りを高め、この美しい国を子々孫々にまで守り伝えてくことが大切です。

今回のシリーズは、新年の第1弾として、間もなく迎える「紀元節」にちなみ、『日本建国の物語~神武東征』と題して、神武天皇がどのようにしてこの国をまとめていかれ、どのような思いでこの国を建国されたのか、改めて日本という国の成り立ち、天皇と神話の関係、神武東征と建国の精神にいついて考えながら、「神武天皇の御功績」について視聴者の皆様と共に考えて参りたいと思います。

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