第18次台湾慰霊訪問の旅を終えて
年末年始篇 第23弾 平成28年12月25日放送
番組の趣旨
平成11年から開始された「海の彼方のニッポンを訪ねて」の旅も第18次を数えるまでになりました。今日では(1)大東亜戦争で散華された台湾人同胞3万3千余柱の英霊顕彰と慰霊祭参列、(2)領台時代の魂を継承する現地台湾人との家族交流・兄弟交流、(3)御祭神他が日本統治時代に淵源を有するところへの参拝や訪問、(4)中華民國外交部をはじめとする各地の公的機関他への表敬訪問という4つの目的をもつまでに至り、日台の魂の交流事業として国際的に認知されるまでになりました。
第18次訪問団の旅は、11月22日(火)から26日(土)までの4泊5日の日程で50名が参加されました。今回の大きな特徴は、(1)蔡英文新総統の指導のもと、いま台湾は大きく生まれ変わろうとしており、我が国で言えば、維新元年のような状況の最中に訪問できたこと、(2)本年は孫文生誕150年という記念すべき年であったこと、(3)大東亜戦争を戦い、元台南衛戍病院入院経験者でもある沼田岩夫氏(かぞえ98歳)、元警察官の根之木昭憲氏、台湾軍司令官本間雅晴中将の縁戚の本間潤子氏をはじめ全国各地からの参加に沖縄支部3人の合流を含め過去最大50人の参加で、年齢、動機や使命感で多様性溢れる訪問団を編成できたこと、(4)別動隊を編成し、予定旅程では訪問できない重要関係先への訪問が可能になったこと等が挙げられます。又、今回は桃園市の「海明禅寺」や台南市の「成功大学」も旅程(初)に組み込み、画期的な旅となりました。
今回の放送では、現地メディアのテレビ番組やニュース、新聞報道、写真等を交えながら日台の魂の交流事業として国際的に認知されるまでになった日華(台)親善友好慰霊訪問団の台湾での活動等を紹介しながら、これまでの18次に亘る慰霊訪問の旅について、また平成20年に慰霊団結成20周年を迎えるにあたって、日本と台湾とのこれからの関係、慰霊訪問団の果たす役割等を考えて参りたいと思います。
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