第19次台湾慰霊訪問の旅を終えて
年末年始篇 第26弾 平成29年12月31日放送
番組の趣旨
平成11年から開始された「海の彼方のニッポンを訪ねて」の旅も第19次を数えるまでになりました。今日では(1)大東亜戦争で散華された台湾人同胞3万3千余柱の英霊顕彰と慰霊祭参列、(2)領台時代の魂を継承する現地台湾人との家族交流・兄弟交流、(3)御祭神他が日本統治時代に淵源を有するところへの参拝や訪問、(4)中華民國外交部をはじめとする各地の公的機関他への表敬訪問という4つの目的をもつまでに至り、日台の魂の交流事業として国際的に認知されるまでになりました。
第19次訪問の旅は、11月22日(水)から26日(土)までの4泊5日の日程で行なわれました。今回の大きな特徴は、(1)台湾日本関係協会主催の歓迎夕食会、台日文化経済協会主催による歓迎昼食会等、台湾を代表する公的機関のご歓待を受けたこと、(2)バシー海峡に眠る25万将兵に慰霊の誠を捧げるため、台湾最南端の鵝鑾鼻岬で献花式、潮音寺で慰霊式を行えたこと、(3)元警察官の堀純生氏、根之木昭憲氏、台湾軍司令官本間雅晴中将の縁戚の本間潤子氏をはじめ全国各地からの団員に沖縄支部6人と小中学生2人の合流を含め過去最大61人、大型バス2台の規模で、年齢、動機や使命感で多様性溢れる訪問団を編成できたこと等が挙げられ、画期的な旅となりました。
今回の放送では、現地での写真や団員の感想文等を交えながら日台の交流事業として国際的に認知されるまでになった日華(台)親善友好慰霊訪問団の台湾での活動等を紹介しながら、これまでの19次に亘る慰霊訪問の旅について振り返ってみたいと思います。また明治維新150年を迎える来年・平成30年は慰霊団結成20周年にあたるため、日本と台湾のこれからの関係、その中で慰霊訪問団の果たすべき役割等を考えて参りたいと思います。
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