日本の危機を突破せよ

日本再発見・本篇第71弾 全6回 平成24年5月13日~6月17日放送

番組の趣旨

 国家の崩壊は自分のことが自分で決められぬところに来る、と言います。外国の言うがままに従い自らの意思を示さない場合は言うまでもありませんが、そこまで従属性が明白でなくても、みずから決断して行動すれば自らの意思を実現する事が可能であるのに敢えてそれをしない時も同じ結果となります。又、国家が滅びるのは外国の侵略によるよりは内部からの崩落からとも言います。外国が侵略して来ても国内が強固に結束し事に当たればそうそう侵略も成功しないものです。

 今の我が国は解決すべき様々な課題を突き付けられています。少子高齢化、産業の空洞化、巨額の財政赤字、原発エネルギー問題、予測される大地震の勃発、学力低下、家族崩壊、中国の軍事増強と膨張政策など多岐にわたっています。

 これらの中には時間的に余裕のあるもの、或いは後に修正がきくものもありますが、対策を誤ると取り返しのつかないものとして外交、安全保障があります。中でも最大の懸案は中国の台頭です。中国は日本に対して明確に侵略の意図を示し、その工程表に従って行動を積み重ねています。中国の敵対行動が明らかであるのに日本は有効な対抗措置をとっていないという現実があります。勿論、時の政府に全責任がありますが、それを許しているのは国民の責任と言わざるを得ません。日本は敗戦の廃墟から見事な復興を成し遂げ繁栄を謳歌して来ましたが、数年後には戦後70年を迎えようとする今、大改革を迫られています。戦後の日本は国家ではなかった、単なる社会であった、という指摘もあります。

 幕末、敗戦につづく第三の危機といわれる今の日本について、今回のシリーズ「日本の危機を突破せよ」をお送りします。

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