継承すべき日台の絆~世代の壁を乗り越えて

日本再発見・本篇第77弾 全6回 平成25年2月24日~3月31日放送

番組の趣旨

平成11年に開始された「日華・日台親善友好慰霊訪問団」は今年で15年目を迎えることになります。 「英霊顕彰なくして誠の家族交流・兄弟交流なく、その絆と広がりなくして日台両国の国交回復なし」をモットーに、昨年まで14回に亙って親善友好慰霊訪問が行われました。その間、訪問団の参加者は延べ426人を数え、また訪問団とご縁のできた現地台湾の皆様は700人を超えました。先の大戦で日本兵軍人軍属として亡くなられた原台湾人3万3千余柱に感謝と追悼の誠を捧げることが、台湾の皆様との心からの信頼関係を築き、魂の交流に繋がることになるのです。

私たちは、一昨年の東日本大震災の対応で示された台湾の皆様による物心両面にわたる世界一のご支援を決して忘れません。また、一党独裁の覇権国家・中共による、尖閣を搦めた反日の呼びかけにも拘わらず、微動だにしない国民性に敬意を表します。時代こそ違え、今を遡ること94年前の大正8年、韓国における「万歳事件」発生の時も、今回と同様「馬耳東風の態度で極めて冷静平穏」に対応されたのが他ならぬ台湾の皆様でした。私たちはこのような誠心に応えるためにも積極的に家族交流・兄弟交流を深め、その紐帯を今まで以上に強固なものにしていきます。

さて昨年行われた第14次訪問では、台南市政府表敬訪問、保存または復元されている日本時代の奉安殿(ほうあんでん)や武徳殿(ぶとくでん)の見学、塩水(えんすい)國民小学の訪問と校長先生による「仰げば尊し」の横笛演奏、中華民國外交部での「海ゆかば」の独唱と外交部の皆様も含めての全員黙祷、富安宮(ふあんきゅう)参拝等盛り沢山のスケジュールが新たに加えられました。そして10月に結婚し、台湾支部の事務局長として基隆(きーるん)に赴任した黄楷棻は全行程を同伴しました。復路での一部、新幹線活用も含めて4泊5日の旅は確実に充実度を増してきました。

今回のシリーズでは、第14次訪問団・38名の参加者を代表して、団員の皆様にご登場いただき旅の感想等を語っていただきます。スライドや写真もご覧いただきながら、今までとこれからの日本と台湾の関係を考えて参りたいと思います。番組をご覧の皆様も討論にご参加下さい。

台湾でご覧いただいている皆様もメールやファックスでご意見やご感想をお寄せ下さい。お待ちしています。

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