黄文雄先生に聞く 「一つの中国」の挫折とグローバリズムの否定

日本再発見・周年篇 第12弾 平成29年6月25日放送

番組の趣旨

日華(台)親善友好慰霊訪問団では、台湾への理解を深め日台両国の友好関係を強固なものにする目的で、平成15年より毎年台湾問題に関する講演会を開催して参りました。

平成24年の第10回目より、講演会の後、隣接する会場で講師の先生をお囲みしての交流会という形に変更しましたが、この形式が今日ではすっかり定着して参りました。また黄文雄先生は、今年で連続13年の講演となりました。南京攻略80年の今年は、6月18日(日)にソラリア西鉄ホテル(福岡市中央区)を会場に「第15回台湾特別講演会」が開催されました。

第一部では、黄文雄先生(文明史家/和漢両棲ノンフィクション作家)を講師に『「一つの中国」の否定とグローバリズムの挫折』と題して基調講演を、また第二部では、『強力な台湾アイデンティティを持つ天然独』のタイトルで、黄文雄先生、施光恒先生(九州大学大学院准教授)、柳原憲一先生(西日本台湾学友会元会長)によるパネルディスカッションが行なわれました。

今回は改めて黄文雄先生に
(1)日米中台それぞれ違う「一つの中国」の解釈
(2)核心的利益としての「一つの中国」をやめる漢人と非漢人の思惑
(3)「中国は多ければ多いほど好い」という声も
(4)グローバリズム挫折後の日米と中印露との行方を読む
(5)日米露とEUとの関係はこれからどうなる
(6)陸から海に出る中国の限界と米中の「G2関係」
(7)台湾と中国との力学関係が魅力VS暴力の時
(8)日米と台湾との経済、国防関係の変化を読む
(9)台湾と日本はどう価値観の変化に対応するのか
(10)文化、文明と一元化VS多元化との対立の行方を追う
の10の項目についてお話を伺い、講演会にご参加出来なかった皆様とともに、今後わが国は台湾との関係をいかに構築すべきかを考えて参りたいと思います。

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