黄文雄先生 終戦70年に福岡宣言を語る

日本再発見・周年篇 第8弾 平成27年8月30日放送

番組の趣旨

 「台湾人が台中関係だけを論じている限り台湾は決して一人前になれない」これは黄文雄先生の言葉ですが、そのままそっくりわが国の反日勢力に当てはまるような台詞です。国内メディアの大多数が中共資本に占められている今日の台湾において、台湾人の真実の声が露出されにくいのは、資本構成こそ違え決してわが国も例外ではありません。民視、三立、自由時報と台湾人の視点から報道しているメディアはさながらわが国の産經新聞を思い起こさせますが、国民的、良心的メディアを取り巻く環境は両国とも同じような状況を呈しています。

 すなわち大多数のメディアが中共(わが国の場合は中韓)におもねる結果、台湾人の言語空間は極端に狭められつつあるのが偽らざる実情です。華夷秩序の拡大と定着を国是とする中共の間接的コントロール下にあるが故の悲哀です。情報戦の敗北の結果、思考の座標軸に唯一絶対の台中関係が居座ってしまった負の現実が黄文雄先生をして冒頭の発言をさせたと思いますが、わが国の方が深刻であることに私たちはもっと早く気がつかなければなりません。

 今回は、日華(台)親善友好慰霊訪問団主催の第13回台湾特別講演会での講演のために6月21日に連続11回目の来福をされた黄文雄先生に特別出演していただき、5つのテーマについて語っていただきます。まず第1に「台湾の選挙」、第2に「台湾の言語空間」、第3に「台湾人の慰霊概念」、第4に「台湾人の生死観、日本人の死生観」、そして第5に「福岡宣言」と多岐に亘って文明史家の立場から忌憚のないご意見を伺います。

 わが国在住が50年以上になる黄文雄先生は、一般的台湾人と同様、大東亜戦争終戦までの大日本帝國とその時代の日本人を高く評価しています。現在、スタジオ日本日曜討論で終戦70年を飾る大河企画「大日本帝國の復権」を放送中ですが、本日の先生の出演はその強力な援軍となってくれるものと思います。

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