武士道の覚醒への警鐘~岩屋城の戦い

日本再発見・本篇第105弾 全6回 平成28年6月19日~7月24日放送

番組の趣旨

「あなたの故郷は、どんな故郷ですか?」「その故郷には、どんな歴史がありますか?」

「その故郷では、どんな方が尊敬されていますか?」「その故郷では、どんな事が大切にされ誇りとされていますか?」皆様はこのような質問をされて、困ったことはありませんか。まともに答えられずに、失望や嘲笑や叱責を受けたことはありませんか。更にすすんでそのために、商談や契約を断られたりしたことはありませんか。

今日のわが国・日本ではこの質問にまともに答えられないからと、このことが嘲笑やトラブルに発展することは考え難いです。しかし、欧州に行かれた複数の方々から、先ずこの質問有きでまともな答えができなければ、このような対応をとられると聞きました。以後は信用されず、まともに付き合ってくれないそうです。

よく考えてみると欧州の方に道理があり、当然の対応だということを教えられました。わが国・日本にもかつては同じ道理が生きていましたが、今や廃れかけています。冒頭の「故郷」を「国」に置き換えて見て下さい。誰しにも判る道理が浮かびます。『自分の国や郷土を大切にしているなら、これらの事は学び、身につけ、即答できて当たり前で、答えられないのは大切にしていない証拠。このような己の国・郷土を大切にしない者は、家族を見捨て自分さえ助かればよいという卑怯者で頭から信用できない。家族や自分を大切に守りたいなら、国・郷土を大切に守らなければ守れない。このような者には、他国や他郷の者との約束を死んでも守る事など出来ない。大切にするとは、死んでも守ること。だから相手にしないし、大切な約束もしない。』

この普通の道理が欧州では今も生きていて、日本ではなくなりかけている卑近な事象ではないかと思います。欧州に料理を学びに行ったある若い人が、どこの国でもこれを尋ねられ、答えられないからまともに料理を教えてくれない、悩んで一旦日本に帰国し郷土とわが国を学び直し、また欧州に戻って真剣に答えると喜んで教えてくれたと話していたのは本当に印象的でした。

一世代前の日本には欧州と同じ道理がもっと濃厚に生きていました。ほとんどの人が冒頭の質問に即答出来たのみならず、大切な家族や郷土を守る為にその面目をかけて、多数の方々が逍遥と死し日本を守り抜いてくれました。

冒頭の「故郷」を「家族」に置き換えて答えられますか?故郷と家族の歴史を学び直し、日本人総てがこれに即答できるようにならなければ日本は無くなります。「岩屋城シリーズ」はそための放送です。聴いてください。

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