再生可能エネルギーのまやかし

日本再発見・本篇第119弾 全2回 平成30年3月4日~3月11日放送

番組の趣旨

小泉元首相や小宮山元東大総長は本の中で「再生可能エネルギーで日本の電力は賄える」と主張していますが、全くの事実誤認であり、日本国を滅亡に追いやる妄言です。蓄電技術の進歩で家庭で使用する電力は賄えることのできる時代はもうすぐ来ると思いますが、再生エネルギーはそこが限界です。

東京で動いている電車を動かす電力は?
 無数にあるビルのエレベーターで使用する電力は?
 その空調を支える電力は?
 また日本の経済を支える産業の電力は?

こういうことを考えると不安定な再生可能エネルギーでは日本は支えられないのです。風、太陽光など自然エネルギーは無限に存在するように感じられますが、その濃度が薄いためにそれを集め、濃いエネルギーにしなければなりません。まだ電力の消費が少なかった20世紀初めにこの技術が開発され、電力の需要と共に技術が進歩すればまだよかったのでしょうが、これだけ巨大な電力需要を濃度の薄い自然エネルギーで賄うことは不可能なのです。

先日ある製造業者とお話をしていると、もし停電が起こったら、製造中の製品が中途半端になってしまうために、一回の停電で数百万単位の損失が出ると言われていました。たった一つの会社でこの金額ですから、広い地域で考えると膨大なロスになるのです。それを防ぐにも機軸のエネルギーとして安定した電力と電圧を提供するために原子力発電が必要になってきます。

今回のシリーズでは、北海道大学名誉教授 奈良林直先生と、九州大学教授 出光一哉先生にご出演いただき、再生可能エネルギーでは日本の電力は賄えないことを中心に、視聴者の皆様と考えてまいります。

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