中国が敵であることを忘れてはならない

日本再発見・本篇第72弾 全6回 平成24年6月24日~8月5日放送

番組の趣旨

 民主党政権の対中外交を見ていると、「中国は日本にとって敵なのか、そうでないのか」の認識が欠除していると言わざるを得ない事案が続いています。中国は平成4年に国内法で尖閣諸島を自国領と明記したことにより、日本から尖閣を盗むと世界に公言したのです。これは中国が日本を友好国ではなくて敵国だと宣言したことになります。このことは日中関係を考える時の大前提でなければならないのです。しかし、民主党の外交を見ているとこの事には全く気付いていないかの如くです。自民党政権の対中外交も土下座と厳しく批判されましたが、民主党のそれはそれに輪をかけたものになり下がっています。

 3年前の習近平副主席の天皇謁見の設定慣礼無視、一昨年9月の尖閣体当り漁船の中国人船長無罪放免、今年1月の北京日本大使館使用許可延期で揺さぶりかけられて譲歩し、新潟市5000坪民有地の中国への売却を容認、先日の石原都知事尖閣買取反対発言の丹羽中国大使の続投など、明らかな国益毀損の数々を繰り返しています。

 日中友好のもとに進められた日本のODAは感謝されるどころか軍事大国の手助けの役割を果たし、反日デモは目的をもって扇動されるし、経済偏重が日本の国益を棄損する現実を見ようとしない日本経済界など、中国との付き合いの学習効果はないのか、と憤りを禁じ得ません。いつまでこのような屈辱外交を続けるつもりなのでしようか。

 軍事大国となった中国は日本侵略の動きを顕在化させています。日本は覚悟をもってそれに対峙しなければ呑み込まれる可能性が大です。

 そこで今回のシリーズは「中国が敵であることを忘れてはならない」と題してお送りします。

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