ひとづくり問題/日本人を掘り起こす~『大日本帝國の先人の知』

特別篇 第26弾 平成27年5月31日放送

番組の趣旨

 先ごろ、幕末から明治につくられた重工業施設など「明治日本の産業革命遺産」が世界文化遺産に加わる見通しとなり、先人が苦闘した国づくりの歴史に光が当てられたことは喜ばしいことです。産業革命遺産には明治から昭和を支えた炭鉱遺産、薩摩藩の整備した工場群である旧集成館などの他、維新の人材を多く輩出した松下村塾などの地方から近代化を推進した象徴的な場所が含まれています。当時の欧米列強に屈せず、独立を守る強い国づくりの理念のもと、懸命に努力した先人達のことを私たちは、決して忘れてはいけません。

 大日本帝國憲法を見ること、触れることにより、国づくりの根幹(国体について)が書かれており、日本国民を奮い起たせた憲法ではないかと考えています。わが国は、五箇条の御誓文(明治維新)から70年で南京攻略までのぼりつめましたが、それを支えたのは神武建国の精神と国体を発揚した明治憲法であったのではないでしょうが。そして人づくりは教育勅語が、国づくりは軍人勅諭が補ってきました。それに対しての戦後70年を見れば、ゆすり、たかられ、いわれなき汚名を着せられ、世界の笑いものにされており、まさに五箇条の御誓文、教育勅語、軍人勅諭なき70年です。

 わが国・日本では、今もなお戦前の大いなる遺産によってその名を世界に有らしめ、世界が抱く日本の評価が戦前によって決まっているにも関わらず、維新以来の日本が堂々と語られることはありません。「日本人講座」の主眼は、私たち日本人が見失った「日本」を再発掘することであり、今を生きる日本人の務めとして、過去の日本人を甦らせ、その甦った日本人を通して様々な事象を見る視座を獲得し、現在の日本のあり方を問い直して行くことです。

 そこで、今回は、『日本人を掘り起こすII-大日本帝國の先人の知』と題して、維新70年と戦後70年という同じ70年を、国体を発揚する大日本帝國憲法と国を失くす占領憲法(占領基本法)を対比しながらコメンテーターの皆さまに語っていただき、大日本帝國の先人の知を学び、大日本帝國の復権を目指したいと考えます。番組をご覧の皆様も是非討論にご参加下さい。メールやファックスでのご意見やご感想も大歓迎いたします。お待ちしています。

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