今年の日本の政治の総括と来年の展望

年末年始篇 第13弾 平成24年12月30日放送

番組の趣旨

 今年も内外ともに大きな出来事が起こりました。国内でも胸を痛める自然災害、事故もありましたが、又、幾つかのことが日本国民に希望を与えてくれました。年末には衆議院選挙の自民党大勝、第2次安倍晋三内閣の成立で、来年に期待を膨らませて年末年始を過ごす方も多いことでしょう。

 ロンドンオリンピックでの日本人選手の活躍、山中伸弥教授のノーベル医学生理学賞受賞、また東京スカイツリー開業、東京駅復元などが我々の気持ちを明るくしてくれましたが、26名の犠牲者を出した7月の九州北部豪雨、9人が亡くなった笹子トンネル天井板崩落事故は、被害が防げたのではとの批判も出ました。

 外交では、尖閣諸島国有化を理由とした中国反日暴動とイミョンバク韓国大統領の天皇謝罪要求発言は平和ボケした日本人の目を覚ましてくれました。それは内閣府の外交世論調査で「中国に親しみ感じない80・6%」、「韓国に親しみを感じない59・6%」と急激な悪化として現れました。

 世界に目を転じると、EUの債務危機は小康状態となり、アメリカ、中国、韓国の指導者が交替しましたが、3年3カ月間の民主党政権の稚拙外交にもとづく日米関係の弱体化、中国対日強硬路線の激化、とかってない厳しい状況です。安倍政権は民主党政権とは違い国益を第一として外交安保政策をすすめる意図を明確にしていますのでその成果が注目されています。

 強力な経済は豊かな国民生活を実現するためにも必要不可欠ですが、国の防衛費を確保するためにも欠かすことができません。安倍新政権は現下の日本経済の最大の課題であるデフレを脱却するために具体的な政策を打ち出すと宣言し、市場はそれに敏感に反応し、円安方向に進み、株も上昇しています。今は期待先行と言われていますが年明けの安倍政権の経済運営に注目が集まっています。

 そこで安倍政権が誕生したこの時期に相応しい年末年始特別番組として、「今年の日本の政治の総括と来年の展望」をお送り致しました。

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