ごあいさつ

日本の指導者は中韓の偽計に足を掬われるな(医)香月内科医院理事長香月 洋一香月 洋一

第2次安倍晋三政権が誕生して半年以上が経った。前回は「戦後レジームからの脱却」、今回は「日本を取り戻す」をスローガンにして、保守派からは大きな期待を寄せられている。アベノミクスの好調な滑り出しで内閣支持率も60%以上を維持している。しかし、靖國参拝、歴史認識問題、村山談話と河野談話の見直し、憲法改正問題などは一歩後退、足踏み状態にあるが、安倍政権の評価を云々するのは早計であろう。本誌が発行される頃は参院選の結果が判明しているが、突発的なことがなければ自公で参院の議席の過半数を獲得していることだろう。参院のねじれが解消されれば安倍政権は本来の政治課題に本格的に取り組むことができることになる。

ところで、最近の中韓の対日外交攻勢は目に余るものがあり、一線を越えた。しかし、かえって中韓の目的意図が多くの国民に見えてきて、中韓への誤った幻想が是正される契機となったであろう。幸い、安倍首相も、国益を削ってまで友好を維持すればいいとの考えは間違っている、と国益は友好に優先することを明言し、これまでの日本外交の誤りを正す方向を示した。

中国は、尖閣を盗むことを世界に宣言し、日本とは、やるかやられるかの決着をつける道に突進してきた。日本が尖閣で譲歩する選択肢はないのであり、我が国も不退転の覚悟で中国の侵略を撃退するのみである。

韓国は昨年の李明博大統領の天皇土下座謝罪要求発言、朴槿恵大統領の加害者被害者千年不変論、韓国外交部の歴史認識正邪二者択一論で、日本に歴史認識で韓国に従属することを要求したことになり、日韓歴史和解は不可能であると宣言したに等しい。又朴大統領は訪米と訪中において歴史問題をわざわざ持ち出し日本を非難する発言をしたが、これで米中という大国の威を借りようとする朝鮮人伝統の事大主義に先祖帰りした。韓国の大統領のこれらの発言を総括すれば、韓国も日本と対決して黒白をつける道を選んだと解釈するしかない。目本が歴史認識で韓国に譲歩することはありえず、韓国の要求は撥ねつけるのみである。中国と韓国が単なる言葉で和解らしきフリを示してもそれは表面を繕うもので本心は変わらないと判断して対応することが絶対に必要である。偽計に足を掬われる愚を日本の指導者は侵してはならない。

スタジオ日本日曜討論はこれからも我が国益を守り、我が先人の名誉を回復するために全力を尽くしてまいります。

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