開戦勅語
米英両国との開戦に際し陸海軍人に賜わりたる勅語(昭和16年12月8日)
- 出典
- 「詔勅集」(財団法人偕行社刊)
- 解説
- 昭和天皇は、わが国を政治的に孤立化させたのみならず、経済封鎖をもって包囲する英米の重圧をはね返すため、国家の自存自衛と東亜解放の戦いに決起するにあたり、国軍兵士(陸海軍人)に予め覚悟を固めさせました。彼らが明治維新、西南の役、日清・日露の戦役を戦い抜いてきた百戦錬磨の強兵(つわもの)であり、股肱と頼むに足れるからこそ、発せられた御言葉でありました。『孫子』に曰く「道とは、民をして上と意を同じくし、これと死すべくこれと生くべくして、危きを懼れざるなり」と。