終戦の詔書
大東亜戦争終戦の詔書(昭和20年8月14日)
- 出典
- 「詔勅集」(財団法人偕行社刊)
- 解説
- わが国は自存自衛と東亜の安定のために挙国一致、軍官民一体になって戦いました。4年に亙る壮絶な戦いも、米国を中心とする欧米列強の多勢、そして国際条約を反故にしたソヴィエトの参戦などにより戦局は好転せず、国家と民族の存続を図るため昭和天皇は米英支蘇による共同宣言の受諾を決意されました。敗戦と云う国家未曾有の国難に対し、「神州の不滅を信じ」「道義を篤くし」「志操を鞏くし」「国体の精華を発揚し」と国民に教諭され、国家再建への指針を示されました。常に日本民族が立ち還るべき原点の詔です。