日本語世代の美しい日本語
第3回 10月15日放送
日本語世代の美しい日本語
出演者
原田泰宏/久野貴子・平尾文洋/中実柚菜/なし
- 出演者はコメンテーター/ゲスト/パーソナリティ/アシスタントの順で表記した。
- 初回出演者は太字とした。
- 敬称略
リスナーの声
[スタジオ日本日曜討論番組 出演者の皆様]
[カルロスより]
おはようございます。
『日本語世代の美しい日本語』本日も休日の早朝からのご出陣、誠にご苦労様です。
今日の放送も日本と台灣の強い絆の裏付けを勉強させて頂いております。敗戦によって日本と台灣は関係を絶たれました。戦後世代の私から見れば、これは幼き我が子を奪われる母親の心境にも似た物ではなかったかと想像致します。本当に悔やみきれない過去の歴史です。
しかし、72年経ったこんにちでは、日本が世界に誇れる数々の教育、文化の基礎が我が国ではなく、子供であった台灣に残されていると言う事です。今も台灣の人達の血と肉になっているのだと、感心し、また反対に本来の日本の魂を私達自身が消されてしまった事への悲しみ…と複雑です。これからも応援していきます。
No.519
[日曜討論の皆様へ]
[いつも視聴している人より]
本日も天下国家のために番組に出演して下さり敬意を表します。さて「台湾を放棄した」という箇所がありましたが、これはわが国が「ポツダム宣言」を受諾したことが、即放棄ということです。それは大東亜戦争の原因となった「ハルノート」の主張にあります。明治以降に獲得した領土の全面放棄がうたわれていましたので、あれだけ苦悶したのです。日清戦争の結果、割譲した台湾、日露戦争の結果の南樺太、第一次大戦後の南洋群島、そしてわが国が建国した満州、そしてほかならぬ朝鮮人みずからの願いによって併合した朝鮮半島、これら一切の放棄が条件だったので決死の開戦に踏み切ったのです。それはわが国がアメリカに対して「東部13州」に戻れと言うに等しい要求でした。
もうひとつの戦後政策の事ですが、アメリカの方がそれははるかに徹底していました。それはコミンテルン(国際共産主義運動)の政策そのものでまず漢字を破壊して昭和20年までの文献は読めないようにしました。民族としての縦の歴史の分断を文字を変えることで実行したのです。この点、國民党は公用語は変えましたが、文字は変えませんでした。この文字そのものを変えてしまったのは、GHQ以外では、同じコミンテルン思想の毛沢東が記憶に新しいことです。こうして破壊された文字をわが国では「当用漢字」、中国では「簡体字」といいます。しかしこのような文字そのものの破壊は台湾では免れたのです。
またコミンテルンの指導に従い、わが国では学校教師が総がかりで「反抗期」をそそのかし、けしかけました。またコミンテルンの日本支部の1つである朝日新聞を定期購読するように、これまた中学・高校の教師がまことしやかにすすめました。曰く「天声人語」から大学入試は出題される、と。この「反抗期」のそそのかし、けしかけることを國民党はしなかったので台湾では「教育勅語」の精神は生き残ったのです。親孝行が化石にならずに済んだのです。つまり「唯物的な形での戒厳令」はなかったもののGHQによるわが国の統治ははるかに徹底していたのです。それは精神の領域までそっくりそのまま取り替えてしまうに等しい洗脳統治だったのです。弾圧統治より恐ろしい結果が今の現状です。
No.520