日本が買われる~国土の危機
日本再発見・本篇第128弾 全6回 平成31年1月27日~3月10日放送
番組の趣旨
「ますらおの かなしきいのち つみかさね つみかさねまもる やまとしまねを」
これは靖國神社の遊就館に展示されている歌です。わが国・日本を護って、今日に至るまでいかに多くの先人が戦さに赴き、あるいは迎え撃ち、斃れていったかをこれほど情感溢れる形で表現した歌はありません。
飛鳥時代の白村江の戦い、鎌倉時代の元寇、安土桃山から江戸中期に至るまで続いたキリシタン、伴天連の領土侵略の企み、そして欧米列強による幕末から明治にかけての軍事的包囲と、よくぞわが国・日本が存続してきたものかと驚きを禁じえません。世界に奇蹟があるとしたら、それはまさに日本という国の存在といってもいいのではないでしょうか。
今を遡ること130年前の明治22年2月11日に明治天皇が大日本帝國憲法発布に際し、その告文で「舊圖ヲ保持シテ敢テ失墜スルコト無シ」と述べられたのも、そのような過去への感慨と未来への決意だったのではないでしょうか。
その後、日清・日露・大東亜と続く世界史的な戦役を経験したわが国は、それこそ夥しい戦死者を出しながらも、国土を守り、主権を確保し、国体を護持してきました。それは他ならぬ民族と国家の存亡を懸けた戦いだったからです。まさに、私たちの住む日本列島(=国土)は累々たる益荒男の人柱(ひとばしら)で築かれた「日本民族の聖地」といっても過言ではありません。「舊圖を保持して敢て失墜しないようにしてきたこと」とは、実に民族として国家として地球上に存在できるか否かの、伸るか反るかの戦いの結果、2679年もの間、負けなかったことの証しでもあるのです。
しかし、先人である益荒男の英霊に顔向けできないことが、今、わが国で横行しています。それは中国・韓国による不動産取引を装った領土侵略です。そしてその侵略行為を黙認どころか、推奨さえするわが国・政府の売国政策です。またその司令塔(=国土販売省)と化してしまった国土交通省の醜悪な姿です。
今回のシリーズによって、私たちはなぜ、このようになってしまったのか、その現状と原因、そして打開策を探り、明治人の叡智と勇気を借りながら、わが国・日本とその政(まつりごと)の在り方を、日本人本来の姿に戻していきたいと思います。
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