明治維新の精神~領台50年と戦後70年の台湾の歩み

日本再発見・周年篇 第14弾 平成30年6月17日放送

番組の趣旨

日華(台)親善友好慰霊訪問団では、台湾への理解を深め日台両国の友好関係を強固なものにする目的で、平成15年より毎年台湾問題に関する講演会を開催して参りました。

平成24年の第10回目より、講演会の後、隣接する会場で講師の先生をお囲みしての交流会という形に変更しましたが、この形式が今日ではすっかり定着して参りました。また黄文雄先生は、今年で連続14年の講演となりました。明治維新150年の今年は、6月10日(日)にソラリア西鉄ホテル(福岡市中央区)を会場に「第16回台湾特別講演会」が開催されました。今年は、日頃より慰霊訪問事業に多大なるご理解とご支援を賜わっております台北駐福岡經濟文化辦事處處長が、7月に退任されることになりました。そこで今年の交流会は、處長の福岡在任5年間の慰労を兼ねた送別会、「戎義俊総領事感謝の夕べ」として盛大に行なわれました。

第1部では、黄文雄先(文明史家/和漢両棲ノンフィクション作家)を講師に『明治維新の精神~領台50年と戦後70年の台湾の歩み』と題して基調講演を、また第2部では、『明治日本の拡散~私たちの学ぶべきこと』のタイトルで、黄文雄先生、施光恒先生(九州大学大学院准教授)、柳原憲一先生(西日本台湾学友会元会長)によるパネルディスカッションが行なわれました。今回は改めて黄文雄先生に「領台50年と戦後70年の台湾の歩み」の基調講演から
(1)私が見た大空襲後の2つの世界
(2)人類の歩みが語る衣、食、住生活の世界から
(3)言語と文字から歴史を見る
(4)海、陸、半島の地政学から見る歴史幾何学
(5)明治の近代化とその精神を問う
(6)民族と種族がここまで違う
(7)日、米、中、台の力学ゲームを見る
(8)AIとIoTから日本と台湾の未来を語る
(9)日本の50年と中華民国の70年はどこがちがう
(10)ヤマトイズムと中華思想から和と同の2つの世界を見る
の10項目についてお話を伺い、講演会にご参加出来なかった皆様、ならびに全国の皆様とともに、私たちは明治維新150年に何を学び、台湾との関係をいかに構築してゆくべきかを考えて参りたいと思います。

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