まちづくり問題/平成の初等中等教育は寺子屋で
特別篇 第23弾 平成26年7月13日放送
番組の趣旨
国民から国家観が稀薄になったのは、先の大戦後遺症とも戦前の国家主義の「反省」からとも言われますが、これらの原因究明は学者・評論家諸氏にお任せするとして、私たち国民に求められているのは何でしょうか。それは国家観の稀薄化がもたらす社会の弊害について「どう思うか」より、「如何に対応すべきか」を真剣に考え、「実際に行動する」事だと思います。
国民は国家に、都道府県民は都道府県に、市町村民は市町村に公共依存しすぎるがゆえに、その反動として自主自立の気概が止めどなく溶解していっているのではないでしょうか。
戦後の復興を主導してきた自民党政権の腐敗に愛想を尽かし、左翼民主党に賭けてみた改権交替の社会実験は予想通り大失敗に終わりました。
今こそ、私たちは国に何かを求めるのでなく、私たちの方こそ国にどんな貢献が出来るのか、そんな姿勢に立ち帰るべきと考えます。それは、公共精神、規範意識の復権、倫理道徳の復活です。それを公共が主導するのでなく、国民運動として私たち一人一人が、その当事者として取り組んでいくのです。
私たちは、このことを先行実施している「寺子屋モデル」に学び、日本の国柄、伝統の価値観を連綿として子々孫々に伝えることが大切と考え、地元田川の保育所で偉人伝を語る事業をスタートさせました。ささやかなボランティア活動ですが、「蒔かぬ種は生えぬ」です。機を同じくして安倍政権が幼児教育強化を打ち出しました。私たちはその安倍政権と志しを同じくし国家百年の計に挑んで参りたいと思います。
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