実録台湾~これが真実の姿

日本再発見・本篇第62弾 全6回 平成23年4月3日~5月8日放送

番組の趣旨

先般の東日本大震災では、台湾から真っ先に救助隊の派遣、そして、民間も含めて130億円という莫大な義援金を提供していただいたことには、衷心より感謝申し上げます。この支援によって、わが国にとって最も大事な国はどこであるか、国民すべてが認識したと同時に、私たち訪問団がこれまで行ってきた台湾との交流の意義を、改めて感じさせられました。

平成11年に開始された「日華(日台)親善友好慰霊訪問団」は昨年で12年目を迎えました。「英霊顕彰なくして誠の家族(兄弟)交流なく、その絆と広がりなくして日台両国の国交回復なし」をスローガンに、昨年まで12回に亙って「親善友好慰霊訪問の旅」を行ってまいりました。その間、訪問団の参加者は延べ339人を数え、また訪問団と縁故のできた現地台湾の方々は500人を超えるまでになりました。先の大東亜戦争で日本人として亡くなられた3万3千余柱の方々に感謝と追悼の誠を捧げることが、台湾の皆様との心からの信頼関係を築き、魂の交流に繋がることになるのです。

さて昨年11月に行われた、第12次慰霊訪問団には、過去最多の46名の方々が参加されました。その中で、撮影担当としてシネマトグラフの又丸斉次さんが団員の身分で同行され、4泊5日の旅の一部始終を克明に収録して下さいました。取材する素材は同じであっても、恣意性、意図性を持った歪曲取材や印象操作、偏向編集によって、その内容は180度変わってしまいます。最近の悪い例では、平成21年4月5日に放送されたNHKのジャパンデビュー「アジアの一等国」が思い出されます。

私たちは、心ある台湾の皆様との平成11年以来の家族交流・兄弟交流の重みに賭け「百聞は一見に如かず」の諺に従い、あえて素材のままの映像を提供し、「実録台湾」をご覧いただきながら、その判断を視聴者の皆様にゆだね、日本と台湾の関係を考えて参りたいと思います。

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