この人に聞く~福岡県海友会会長 宮原泉氏(硫黄島帰還兵)

特別篇 第33弾 令和元年5月5日放送

番組の趣旨

終戦以来74年の歳月が経過しました。

祖国の自存自衛とアジア解放を賭けて戦われた大東亜戦争は、武運拙(つたな)く敗北の憂き目に遭いましたが、わが国が国体を護持しえたことと欧米列強の植民地支配に苦しんでいたアジア・アフリカ諸国を独立させたことは大きな成果でした。そこには敵国をも感動せしめ、鬼神をも泣かしめるわが国の英霊の方々の勇敢で高貴な戦いの数々がありました。

5月1日に「令和」の御代を迎えましたが、平成の御代を振り返れば、様々な分野における日進月歩の進化やIT化の結果、変化に富む豊かで便利な時代が築かれてきました。しかし、国外ではベルリンの壁崩壊、ソビエト共産主義国家の終焉、東西冷戦の終結、テロ戦争の勃発など真の平和とは程遠い状態が続く中、国内ではバブルの崩壊、平成不況、阪神淡路大震災・東日本大震災等の地震災害や台風等の自然災害、そしてオウムや地下鉄サリン事件など凶悪な犯罪事件が続く実に多難な歳月でした。

この中で、皇室は「常に国民と苦楽を共に」されて参りました。特に自然災害で被害にあった方々には「心の復興」を祈って被災地を御訪問され、また先の大戦で亡くなられた英霊の方々、ご遺族の方々のことを常に心にとどめ、戦没者の慰霊と世界平和への祈りを捧げてこられました。

しかし、74年の歳月とともにわが国の歴史上最大の国難であった大東亜戦争を戦地で経験された方々は、殆ど神去(かみさ)られ、真実の戦争経験者の方々の体験を聞く機会は極めて困難になっています。また、今上陛下も戦後の「戦争を知らない世代」となりました。

そこで、今回は「この人に聞く」シリーズの第2弾として、世界の軍隊史上、最も軍規厳正且つ精強であった大日本帝國軍人を体験された、福岡県海友会会長の宮原泉氏に海軍のご経験から、当時の学校教育や軍隊での体験等を語っていただき、今日と比較して日本人のあるべき姿とは、また次世代に伝えたいこととは等を語っていただきます。

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